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questions
確かに、ヘラで擦ると体内の瘀血(おけつ)が赤点として、皮膚表面に現れるのは刮痧のイメージですが、実は、擦ったあとに赤点が現れるのは、実証タイプのみです。虚弱体質や健康体の人達はほとんど“痧”と呼ばれる赤点が現れません。刮痧は本来の目的は、詰まった経絡と滞った気血の流れを促進させて、過剰或いは不足になった内臓機能のバランスを整えることです。体質によって、擦り方と求める結果が違います。体質は大まかに3タイプに分けられます。気血が有り余った実証タイプ、気血が不足している虚証タイプ、気血が充実している中間証タイプとなります。実証タイプ不調の根本的な原因は瘀血です。血が、ドロドロで固まって流れないから、詰まった経絡を擦ると、瘀血が体内から引き上げられて赤点として皮膚表面に現れるわけです。虚証タイプ不調の根本的原因は気血不足です。気血が足りないから流れが遅く、内臓機能も低下しています。瘀血がないので、当然どんなに擦っても赤点は出てきません。虚証タイプを改善するために、経絡と反射区に沿って優しく撫でるだけで、気血の流れが良くなり、内臓機能も活性されます。健康体の中間証タイプは、体内に気血がスムーズに巡っているとので、瘀血は滞っていません。当然ヘラで擦っても“痧”は殆ど出ません。そのため、虚弱体質、子供や老人など虚証タイプは優しく撫でるだけでも効果があります。犬や猫の皮膚は、もっともっと人間より敏感で、厚さも薄いので、優しく撫でるだけで十分です。
ヘラは硬いイメージがありますが、じつはヘラだからこそ出せる効果があります。まず、ヘラは水牛角製で漢方の生薬です。解熱解毒の薬効性があります。皮膚に対して擦っても熱がこもらない非常に優しい素材です。それに、経絡と反射区は体の深い部位にあります。ヘラを使った施術は、深層にある経絡と反射区に刺激が届くので、内臓機能を活性するのに非常に効果顕著です。もちろん、ヘラも愛情があります。
ペットの全息反射区は、恐らく現段階では存在しないと思います。本協会は、人間の全息反射区をペットに当てはめて、独自で初のペット用の全息反射区を考案いたしました。ペットの経絡やツボなどと同じく、人間のにしているので、ペットの全息反射も人間と同じです。なので、指導者によって解釈や場所が異なることはありません。
