
3つの学びで深める動物かっさ講座

数千年の歴史を持つ中国伝統医術
「かっさ」

「かっさ(刮痧)」は、中国に古くから伝わる自然療法のひとつ。
専用のヘラを使って、お肌の上をやさしくなでるように擦ることで、体の中のめぐりを整え、健康をサポートします。
「刮(グア)」は“擦ること”、「痧(シャ)」は“体の中にたまった老廃物(瘀血・おけつ)が皮ふに浮かび上がったもの”を表しています。人に行う場合、痧(赤い点々)が出ることがありますが、当協会ではペットに負担をかけない「痧を出さないやさしい方法」で施術を行います。
漢方成分を配合した五情オイルを使用し、反射区と呼ばれるポイントを中心にやさしくケア。体のめぐり(気血)が整い、老廃物の排出がスムーズになって、内臓の働きや代謝もサポートされます。
また、栄養がすみずみまで行きわたりやすくなることで、皮ふや被毛の健康にもつながります。
内臓とつながる体の鏡
「全息反射区」
「反射区」とは、体表に内臓や器官と対応する部位が投影されたエリアのこと。胸腹部の全息反射区は五臓六腑に最も近く、等身大の大きさを持ち、胃腸の調整やデトックス、内臓全般のメンテナンスに効果的です。
背中にある全息経絡反射区は体で最大規模を誇り、内臓の不調改善や自律神経の調整に有効とされます。
さらに顔には経絡・ツボ・五臓六腑が投影されており、被毛や皮膚、五官の状態を観察することで内臓の変化を読み取ることができます。
これらの反射区を刺激することで気血の流れを促し、内臓の不調を改善しましょう。


「五情オイル」とは中医学の視点からペットのために開発された世界で初の本格的な塗る漢方オイルです。
五臓の働きを整え、感情を穏やかにして体と心に同時に働きかけます。
五情オイルは多数の動物病院でも導入されており、症状の緩和やメンタルケアに使用されています。お薬を飲むのが苦手なペットにも塗るだけで健康管理や五臓の養生が期待できます。
→五情オイルについて詳しく見る
お薬が苦手なペットに新しい選択肢
「五情オイル」
大切なペットの健康のために
今こそ知っておきたい「かっさ療法」

近年、日々の臨床で中医学の瘀血の状態と思われる疾患に多く遭遇します。
毛艶の低下、歯ぐきのくすみ、元気のなさ、疲れやすさ、腫瘍のリスクなど、その症状はさまざまです。原因の一つには、コマーシャルフード中心の食生活や、室内飼いによるストレスが考えられます。
中医学では、瘀血の改善には「活血化瘀(かっけつかお)」と言って血流を促し、老廃物を流すことが重要とされています。
刮痧(かっさ)療法は、体表をやさしく擦ることで、体内にたまった滞りを外へ促す自然なデトックス法です。従来のマッサージとは異なり、内側からめぐりを整えることができます。
獣医師だけでなく、一般の飼い主さんにも取り入れていただける手法です。
獣医師 石野孝
麻布大学大学院修士課程修了。中国内モンゴル農業大学にて中国伝統獣医学(鍼灸、漢方)を学び、かまくらげんき動物病院を開業。最新の西洋医療と伝統的な東洋医療を融合させた動物に優しい治療を実践している。
国際中獣医学院日本校理事長、中国南京農業大学教授、中国聊城大学教授、内モンゴル農業大学動物医学院特聘専家、四川農業大学特別教師、 中国伝統獣医学国際培訓研究センター名誉顧問、日本メディカルアロマテラピー動物臨床獣医部会理事長等歴任。その他、日本アニマルウェルネス協会理事、アジア伝統獣医学会(アジア中獣医学会)理事長ほか。日本における中獣医学(中国伝統獣医学)の第一人者。提携組織 一般社団法人日本ペットマッサージ協会 理事長。
